後悔しない!障がい者向け住宅選び【10の鉄則】専門家が教えるチェックリスト「自分や家族に合った、本当に住みやすい家を見つけたい!」

障がいのある方にとって、住宅選びは今後の生活の質を大きく左右する、非常に重要な決断です。しかし、どこから手をつけて、何を基準に選べば良いのか、悩んでしまうことも多いのではないでしょうか?
「デザインは素敵だけど、実際に住んでみたら車椅子での移動が大変だった…」
「駅近だけど、駅にエレベーターがなくて結局不便…」
そんな後悔をしないために、今回は障がい者向け住宅を選ぶ際に絶対に押さえておきたい10個の鉄則を、チェックリスト形式で徹底解説します!ぜひ、この記事を保存して、内見の際に役立ててください。
鉄則1:【アプローチ】建物に入る前から勝負は始まっている
意外と見落としがちなのが、道路から建物の玄関までのアプローチです。
☐ 道路からエントランスまでの間に段差はないか?
☐ スロープはあるか?傾斜は急すぎないか?
☐ エレベーターは設置されているか?(2階以上の場合)
☐ エレベーターの広さやボタンの高さは適切か?
建物の中だけでなく、外から玄関ドアまでの道のりをスムーズに移動できるか、必ず自分の足や車椅子でシミュレーションしてみましょう。
鉄則2:【廊下・ドア】室内移動の要!幅は「命」
「車椅子がギリギリ通れる」では不十分です。毎日何度も通る場所だからこそ、余裕のある設計がストレスを減らします。
☐ 廊下やドアの幅は80cm〜95cm以上あるか?(メジャーで実測!)
☐ ドアは軽い力で開閉できるか?(引き戸が理想的)
☐ 玄関の「上がりかまち」の段差は解消されているか?
特に車椅子の場合、方向転換するスペースがあるかどうかも重要なポイントです。
鉄則3:【居室】一日の多くを過ごす空間の快適性
リビングや寝室は、リラックスできる場所でなければなりません。
☐ 部屋の中に不要な段差はないか?
☐ 車椅子でも楽に方向転換できる広さがあるか?
☐ コンセントや電気のスイッチは、低めの位置に設置されているか?
☐ 窓の鍵やカーテンの開閉は、座ったままでも操作できるか?
家具を置いた後の生活動線をイメージしながら、部屋の隅々までチェックしましょう。
鉄則4:【水回り①】最重要!トイレの広さと設備
トイレは、介助の有無に関わらず、最もパーソナルな空間です。使いやすさは絶対に妥協してはいけないポイントです。
☐ 介助が必要な場合、介助者と一緒に入れる広さがあるか?
☐ L字型の手すりなど、立ち座りを補助する設備はあるか?
☐ ドアは外開きか引き戸か?(中で倒れた際に救助しやすいため)
☐ 緊急呼び出しボタンは設置されているか?
鉄則5:【水回り②】一日の疲れを癒す浴室の安全性
浴室は滑りやすく、事故が起こりやすい場所です。安全対策を第一に考えましょう。
☐ 浴室の出入口に段差はないか?
☐ 浴槽のまたぎは高すぎないか?シャワーチェアを置くスペースはあるか?
☐ 適切な位置に手すりはついているか?
☐ 床は滑りにくい素材か?
鉄則6:【キッチン】毎日のことだから「楽に、楽しく」
「料理はしないから」と油断は禁物。飲み物を取りに行くだけでも、使いにくいキッチンはストレスになります。
☐ 車椅子に座ったまま作業できる高さか?
☐ シンクの下に膝が入るスペースはあるか?
☐ 火元の安全対策はされているか?(IHクッキングヒーターなど)
☐ 高い位置の収納に頼らなくても良いか?
鉄則7:【周辺環境】家の外もあなたの生活圏
どんなに家が快適でも、一歩外に出た途端に不便では意味がありません。
☐ 最寄り駅やバス停までの道は平坦か?歩道の広さは十分か?
☐ 利用する駅にエレベーターやスロープはあるか?
☐ かかりつけの病院やスーパー、公共施設はアクセスしやすい範囲にあるか?
地図上での距離だけでなく、実際に歩いたり、車椅子で移動してみたりすることをおすすめします。
鉄則8:【住宅の種類】自分に合う選択肢を知る
障がいのある方向けの住宅には、様々な選択肢があります。
☐ 公営住宅: 家賃は安いが、入居条件があり抽選になることも。
☐ UR賃貸住宅: バリアフリー物件が豊富で、保証人不要などのメリットがある。
☐ サ高住(サービス付き高齢者向け住宅): 安否確認サービスなどがあり安心。
☐ 一般の賃貸住宅: 大家さんの許可を得て、補助金を使いリフォームする方法も。
自分の希望や必要なサポートに合わせて、最適な種類を選びましょう。
鉄則9:【お金の話】使える制度は漏れなく活用!
住宅に関する費用負担を軽減できる制度があります。知らないと損をしてしまうかも!
☐ 住宅改修費の助成制度: 手すりの設置や段差解消などのリフォーム費用を自治体が助成してくれます。
☐ 家賃補助制度: 所得に応じて、家賃の一部を補助してくれる制度です。
制度の内容は自治体によって異なります。まずは市区町村の「障害福祉課」などの窓口に問い合わせてみましょう。
鉄則10:【内見】最高の味方は「第三者の目」
最後にして、最も重要な鉄則です。内見は一人で行かず、ぜひ信頼できる人と一緒に行きましょう。
☐ 家族や友人
☐ ケアマネージャーやソーシャルワーカー、作業療法士などの専門家
自分では気づかない視点や、専門的な観点からアドバイスをもらうことで、契約後のミスマッチを格段に減らすことができます。
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